Bloomberg Televisionにて放送
Against All Odds(『あらゆる逆境に抗って』)
サバイバルと犠牲、そしてあらゆる逆境に抗い家族を救おうとする闘いを描いた実話。
フランク・ソングの驚くべき半生をもとにした物語。
ドキュメンタリー本編をご覧ください見逃した方へ Bloomberg Televisionでの再放送をお楽しみに。
ドキュメンタリー本編をご覧ください
英語でご覧いただけます。字幕はロシア語、ウクライナ語、北京語、広東語、アラビア語のほか、18の言語でもご用意しています。
公式予告編のフルバージョンはこちらからご覧ください
わずか14歳にして、フランク・ソングはカリフォルニア州フリーモント郊外の家で、何の前触れもなく一家の主となった。苦労を知らずに育った中流家庭の少年は、いまや家族を救う最後の、まさに最後の砦だ——彼がいなければ、誰ひとり生き延びることはできない。
フランクは、家族が溺れていくのを見つめている。一人残らず、スローモーションのように。母は重い精神疾患に水底へと引きずり込まれ、父は酒と暴力、そして失敗した事業の波の下へと沈んでいく。そして5歳の妹は、その破滅のなかに閉じ込められた罪のない犠牲者だ。彼は不可能な選択を突きつけられる——全員が一人、また一人と溺れていくのをただ見ているか、全員を救う道を見つけ出すか。ここに、部分的な勝利などない。
母は働くことも、安定した職を続けることもできない。治療を受けていない病のせいで、うつ、激しい感情の起伏、物のため込みという悪循環から抜け出せずにいる。かつて野心あふれるエンジニアだった父は、いまや痛みを酒で紛らわせている。不健全な結婚生活にとらわれ、もう何年も家に収入をもたらしていない事業に必死にしがみつき、その果てに暴力と恨みと怒りに満ちた生活へと落ちていった。負けを取り返そうとするギャンブラーのように、父はいつも言い張る。「次こそはうまくいく」と。一日のうち8時間が、なぜ金がないのか、どうすればいいのかをめぐる二人の取っ組み合いのけんかに費やされ、5歳の娘はその混乱のなかで放っておかれる。
医者にかかる金もないまま母の精神疾患が日に日に悪化していくのを、そして経済的な重圧から父の怒りと飲酒が際限なくエスカレートしていくのを何年も見続けた末に、フランクはひとつの明確な結論にたどり着く。家族を救えるのは、金だ。金がないことがいかに家族の暮らしを破壊したかを目の当たりにしてきた彼は、金があれば家族を蘇らせることができると信じている。こうした問題から逃げ出すこともできる。だが長男である彼の心には、それとせめぎ合う義務感と責任感がある。彼が手を打たなければ、妹の子ども時代は犠牲になり、一家は皆、家を失って路頭に迷うことになる。
14歳で半ば沈みかけた船の舵取りを強いられたフランクにとって、下す決断はどれもが生死を分ける。口座の残高はマイナス、借り越し手数料はかさむ一方——そんな家計に、ミスの余地はない。クーポンを切り抜く、食費を切り詰めるといった、中流家庭によくあるやりくりは、そもそも金がまったくないのだから何の意味も持たない。住宅ローンの返済はすでに2か月滞っている。3か月目に入れば、家は差し押さえられる。セーフティネットが何ひとつない以上、ひとつひとつのミスの重みは10倍に膨れ上がる。
せめて中流階級へ戻るためだけでも、フランクはこの先10年で何千もの決断を正しく下さなければならない——あらゆる選択、あらゆるリスク、あらゆる賭け、あらゆる博打、あらゆる闘い、あらゆる犠牲
——一手を誤れば何年もの積み重ねが消え去りかねず、二度目の過ちはすべてを打ち砕く。
彼は命綱もつけずに、グランドキャニオンの上に張られた綱を渡っている。一歩一歩が、最後の一歩になりかねない。ただでさえ勝算は乏しい。そこへ、世界恐慌以来最悪の金融危機となる2008年の大不況が目前に迫り、勝ち目は絶望的なまでに遠のく。それでも彼は、真正面から立ち向かうことを選ぶ。
フリーモントの中流階級の郊外住宅地から、ベイエリアで最も危険な地区でのサバイバル、そしてウォール街の一流投資銀行やプライベート・エクイティ・ファームが入る数十億ドル規模の超高層ビルへ——フランク・ソングの旅路は、単なるサバイバルではない。ゆっくりと、だが確実に忍び寄る死から家族を守るための闘いなのだ。一家が生き延びられるかどうかは、すべて彼の肩にかかっている。安定への、治療への、貧困と精神疾患に支配されない未来への、たったひとつの希望——それが彼なのだ。これはアメリカン・ドリームの対極にある物語。アメリカのあらゆる家族が恐れる悪夢が、現実となったのだ。
何ひとつ持たず、それでいてすべてをその肩に背負った一人の青年の、希望と勇気を与えてくれる実話。
それは、普通とは違う苦難に満ちた過去であっても、それこそが人生最大の強みになりうると知っていく物語でもある。その道のりで彼は思いがけない友と出会い、混沌とした状況に放り込まれ、家族のよりよい暮らしを求めて、機転、創造力、やり抜く力、粘り強さ、そして決して諦めない意志を振り絞ることを余儀なくされる。
『The Pursuit of Happyness』(邦題『幸せのちから』)と『Joy』(邦題『ジョイ』)が出会ったような物語——ミレニアル世代ならではの現代的なひねりを効かせ、命運を賭けた金融ドラマを、無一文から成り上がるサクセスストーリーの泥臭い不屈さに織り込んでいる。 有害な家族関係、ホームレス生活、そして容赦のない路上を生き抜くなかで、フランクは逆境を跳ね返す力と創造力を磨いていく。それは、ウォール街のプライベート・エクイティという限られた者だけの世界へ飛び込む彼にとって、何ものにも代えがたい武器となる。苦境にあえぐ家族を救わねばという思いに突き動かされたこの物語は、忍耐と適応力の強さを力強く証明するものであり、すべてが彼に不利に働く世界にあっても、彼が想像もつかない高みへと昇りつめられることを示している。
Bloomberg Televisionが描き出す、フランク・ソングの驚くべき歩み。
エージェント
フランク・ソングの代理人を務めるのは、フランク・ワイマンとFolio Literary Management。 同社は業界で最も高く評価されている文芸エージェンシーのひとつだ。30年以上の経験を持つフランク・ワイマンは、トゥパック・シャクール(伝説的ラッパーにして文化的アイコン)、ジョニー・キャッシュ(象徴的ミュージシャンであり、アメリカ音楽の先駆者)、カリーム・アブドゥル=ジャバー(NBAのレジェンドであり、ベストセラー作家)といった、文化的アイコンや先駆者たちと仕事をしてきた。
Folio Literary Managementは、Netflix、Apple TV+、Amazon Prime Videoといったプラットフォームで、数々の大型プロジェクトを実現に導くうえで重要な役割を果たしてきた。 手がけた作品には、批評家から高い評価を得たタイトルが名を連ねる。マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ出演の『The Irishman』(邦題『アイリッシュマン』、Netflix)は、作品賞を含むアカデミー賞10部門にノミネートされ、クリティクス・チョイス・アワードのアンサンブル演技賞などの栄誉に輝いた。『To All the Boys I’ve Loved Before』(邦題『好きだった君へのラブレター』)三部作(Netflix)は、心に響くストーリーテリングで愛され、世界的な社会現象となった。『October Sky』(邦題『遠い空の向こうに』、原作は『Rocket Boys』)は、時代を超えた名作として、忍耐と夢の実現を描いた物語で何世代にもわたって人々を勇気づけてきた。『The Summer I Turned Pretty』(Amazon Prime Video)は青春の成長物語で視聴者を魅了し、たちまち大ヒット作となった。一方、ジェニファー・アニストン主演の『Dumplin’』(邦題『ダンプリン』、Netflix)は、人を勇気づけるテーマと心のこもった演技で称賛を集めた。映像化での成功に加え、Folio Literary Managementはニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルのベストセラーとなった作品を数えきれないほど手がけてきた。